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分断したイスラエル国とユダ国〇旧約聖書「列王記Ⅰ・後半」19

学びたかったことシリーズ「宗教」から旧約聖書を紐解いています。前回の「列王記Ⅰ・前半」では、知恵を得たソロモン王が名声と富を得ていきました。しかし女性の影響で他の神に関心が向いてしまったソロモンに神は怒り、イスラエル国を破壊すると宣言したのです。今回は「列王記Ⅰ・後半」です。とにかくいろんな王が出てくるのでちょっと省いて書いていきます。

 

ソロモン王への反逆

神はソロモン王に敵対する者として2人の男を選びました。1人はエドム王の子孫ハダテという男でした。エドム人はダビデの右腕であるヨアブに皆殺しにされていましたが、エジプトへ逃れた生き残りが再び王を作っていました。
もう1人はエリヤダ人のレゾンという男で彼も一族をダビデに滅ぼされた生き残りでした。

さらに神はソロモンの家来ヤロブアムに「ソロモンの子が王になったら、その王位を奪ってあなたに授ける。あなたをイスラエルの12部族のうち10部族の王にしよう。」と約束しました。
ヤロブアムはその神の言葉を聞いてから、ソロモンに反逆し始めました。ソロモンは反逆してきた家来のヤロブアムに怒り殺そうとしましたが、ヤロブアムはエジプトに逃げソロモンが死ぬまで隠れ続けました。
やがて反逆によりソロモンは死にダビデの町に葬られました。ソロモンの子レハブアムが次の王となりました。名前が似ていてややこしいですね。

 

 

家来ヤロブアムと息子レハブアム

イスラエルの王となったレハブアムの元に隠れていたヤロブアムがやってきました。ヤロブアムは「ソロモンが作った重労働制度はいけない!」を指摘しました。民にとってはよくぞ言ってくれた!という感じですね。
ヤロブアムは「もし、あなたがソロモンが課した重労働を軽くするのならば、あなたを王と認めて従いましょう。」といいました。
知恵のある長老たちはヤロブアムの案に乗ろうと言いましたが、レハブアムは若者たちの「そんな奴の言葉を聞くなんて本当に王なのか!?」というヤジにのせられて「あなたをしもべにしてもっときつい労働をさせてやる!」とイキってしまいました。
それを聞いていた国民はレハブアムを敵視してヤロブアムを王としたのです。


こうして神との約束通り、ヤロブアムは12部族のうちの10部族が集まる「北イスラエル王国」の王となりました。
ソロモンの息子レハブアムはユダを含む残りの2部族が集まる「ユダ王国」の王となりました。ダビデの町があるエルサレムはユダ王国の中にあります。

 

ここから王がめちゃくちゃ出てくるので図にまとめました。

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こんな感じで王が代々変わっていきます。

 

内乱から北イスラエル王国 VS ユダ王国へ

ティシュべ人の預言者エリヤは神のお告げで、他の神を信じているバアルとアシェラの預言者を集め「神(ヤハウェ)こそが神だ!」と説きました。しかし預言者たちはもちろん信じませんでした。

エリヤはバアルの預言者に「バアル神に祈って奇跡を起こして見せなさい。」と無理難題を出しました。バアルの預言者450人は祈りましたが何も起こりませんでした。

次にエリヤが神(ヤハウェ)に祈ると火の粉が降ってきました。それを見ていた民は「主こそが神だ…!」とひれ伏しました。それでも信じなかったバアルの預言者たちはエリヤの命令で皆殺しにされました。
アハブ王はエリヤの勝手な行動を聞いて怒り「エリヤを必ず殺す!」と宣言しました。しかし神の声をよく聞いていたエリヤを殺すことはできず、妻にそそのかされ悪い行いをしていたアハブ王は戦闘によって死んでしまいます。

その後も王は入れ代わり立ち代わり、長い期間争いが続いていきます。


ここで「列王記Ⅰ・後半」は終わりです。ソロモンの死後、レハブアムとヤロブアムによってイスラエル王国は2つに分かれます。北イスラエル国とユダ国は王が代々変わりながら争いを続けていたのです。次回からは「列王記Ⅱ」です。イスラエル国が破壊されてしまいます。それではまた次回。

 

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