昭和のスター「ザ・ドリフターズ 」について知らないのはもったいないと言うことで、今日はWikiよりも女子目線でわかりやすく説明していきたいと思います。
物心ついた頃から、8時だよ全員集合!とドリフ大爆笑をみて育った私。教室コントと神さまコントが好きだった私。私のお笑い好きの原点は紛れもなくドリフターズなのです。くだらないもの好きなら絶対ハマるはず。
音楽バンド時代
1956年結成、音楽バンドとして活動を始めます。
メンバーの入れ替えが多々あり、いかりや長介・仲本工事・高木ブー・加藤茶・荒井注のお馴染みの五人が残ります。音楽バンドだけあってカトちゃんや仲本工事は歌がうまいんです。
1970年、レコード大賞を受賞するとテレビ出演が多くなり音楽バンド→音楽コント→コント主体へと変わります。音楽バンド活動ではビートルズ来日の際に前座を務めたこともあります。ドリフターズ は多彩な人の集まりなんです。
コント時代
コント時代は大きくわけて荒井注が志村けんに変わるまでの前期と、変わった後の後期に分けられます。
コントを始めた当初は、見た目から高木ブーがオチを務めることが多かったのですが、カトちゃんの人気度がグンと伸びてカトちゃん中心のコントが描かれるようになりました。後期に荒井注に変わり入ったのは見習中の志村けんでした。この志村けんが、さらにドリフターズ を完成されたコント集団に導いたことは言うまでもないですね。昔の志村けんの2枚目具合、なのに奇天烈でこの時代の誰よりも大ボケだったことだろう、、、。
ここからコントのスタイルも少しずつ変化します。高木ブーがつかみでボケる、仲本工事がシュールにボケる、カトちゃんがオチをまとめて、志村がさらにぶっ飛んだオチを投げ込む。それを順番にいかりや長介が突っ込んでいく。私がよく見ていた全員集合はまさにこのスタイルでした。
最年長のいかりや長介が馬鹿な4人にいじられまくって怒る、その単純な繰り返しなのにめちゃくちゃ面白いんです。
ドリフコントのメンバー
この時代初めてドリフコントを見る人も多いですよね。ドリフを見る上で欠かせないメンバーの特徴を24歳女子目線で語っていきます。
いかりや長介
絶対的なツッコミ。ボケに回ることも多々あり、はめられてみんなにいじられる。4人から叩かれるコントの終盤はフラフラになってる。キレ具合が丁度いい。結局みんな大好きなリーダー。言うなら竹山さんです。
高木ブー
あまり喋らないのに小ボケとしてのジャブがちょうど良い。雷様コントでは主役。緑の鬼の格好をしてウクレレを持ってると言えば今の時代にも伝わるはず。5人グループに必ず必要なぽっちゃり担当。
仲本工事
体操選手で筋肉が結構かっこいい。シュール担当。ずん飯尾スタイルの祖先。真面目そうなのにダメな奴を演じることが多い。いい声をしていて歌がうまい。ダンスもうまい。落ち着いていてテンションが変わらないので結婚したい。
加藤茶
ドリフのアイドル。カッコよくて歌もソロを持つほどうまい。なのに声が可愛くてお茶目でバカで正直者でわかりやすい。カトちゃんペ、ちょっとだけよのギャグを産み、子供から大人までファンを魅了した。志村とのコンビが人気を博しヒゲダンスが有名に。ニカっと笑って可愛い。一緒にいると疲れそうなのでお兄ちゃんになって欲しい。自慢したい。
志村けん
子供から絶大な人気を誇るコントのスター。どの役をやらせても他にないキテレツさ。まさに無敵。ケン坊、神様、ひとみばあちゃんの幅広い役をこなす。カラスの勝手でしょー、だいじょぶだぁ、東村山音頭、早口言葉などのギャグを産み、国民全員が志村けんを待っていました。三村と日村とザキヤマを足したような化け物。
少しずつドリフのことがわかってきたかと思います。
ここからは、ドリフに入りやすいようにメインどころのネタを解説していきます。
まずドリフには、8時だよ全員集合とドリフ大爆笑があります。全員集合は各地を回って大がかりな舞台セットを使ったコント、ドリフ大爆笑は「もしも〇〇な〇〇があったら」というテレビでのネタ番組。もしもシリーズだけでなく様々な有名コントが出ました。
8時だよ全員集合!!
8時だよ、全員集合!の掛け声からエンヤーコラヤのオープニングで始まりババンババンバンバンで終わる番組です。会場にいる子供達の声援で、ドリフの人気具合がとてもよくわかります。
教室コント
いかりや長介が教師になり授業するコント。松本伊代、早見優など入れ替わりで女性ゲストも4人来る。ドリフに出れば売れるんだろうなぁ。4人が順番にボケて、女性ゲスト天然ボケもいじる。下ネタや子どもが真似して欲しくないネタもあるのだけど、何故か見てしまう。全員の大喜利回答と言い訳が面白いです。終盤は長さんがボケ始めます。
母ちゃんコント
いかりや長介がお母さんでその他4人が子供のお家が舞台のコント。末っ子の志村けんは頭が弱いからとハブられるコントは今じゃ絶対に放送できません。ダメと言われたことを全部やってしまうやんちゃ兄弟。茶坊とケン坊のコンビが子供にしたいくらい可愛いんです。子供心を思い出します。私の代わりにやんちゃな悪事を全部やってくれ。志村けんが1人で怖い目に会うんだけど誰も信じてくれないというスタイルが多いです。
早口言葉
リズムに合わせて早口言葉をいうゲーム。志村けんはここで東村山音頭を踊ります。やりたい放題ルール無しですね。
全て台本通り、緻密な計算とストーリーで万全な稽古の元に生まれるドリフですが、志村けんの遊び心で終盤はアドリブがかなり増えてきます。
ドリフ大爆笑
ドドドリフの大爆笑〜で5人がカラフルな道を歩いてくるあの有名なオープニングがこれです。ダメだこりゃでオチをつけることが多いです。小林幸子や研ナオコがコントをしてるなんて今では考えられません。
神さまコント
耳の遠い神様同士のすれ違いコント
とんでもねぇあたしゃ神様だよ、あんだってぇ?のセリフが有名です。
雷様コント
いかりや長介、高木ブー、仲本工事が鬼の格好をして雲の上で暇をつぶす話。グダグダしてるのがいい大人なコーナーです。
ひとみ婆さん
志村けんがメガネのお婆さんになるコント。これは一度見るとクセになります。田代まさしがひとみ婆さんの餌食になっています。桑まんもよく出ています。
さて、皆さんドリフが見たくなりましたよね。私たちが小学生の時に楽しみにしていたバカ殿のより大人向けコントだと思います。アマプラにもあるので是非一度見てみてください!
こんな記事も書いてます。