ふかふかの布団で疲れを取り、日本にいるかと勘違いする目覚めでした。それほどリラックスできた朝、無事パンツも乾いていました。次からパンツは2枚でいいな(笑)今日はラバトを観光!ラバトはモロッコの首都であり行政の中心地。1912年まではフェズが首都だったそうです。
ラバトも日の出は8:30頃。日の出が遅いと行動開始が遅くなるので少しもったいない気がします。その分日本は6~7時くらいから観光できるので最適ですね。しかもモロッコの朝は霧がすごくて霜が降りています。朝カーテンを開けると真っ白でもやもや、外に出ると地面が湿っています。日が昇ると霧は晴れてきて、快晴になります。雨はほぼ降らないので雨具の出番はありませんでした。
ホテルの朝食はこちら。トマトがたくさんありました。有名のようです。普通においしい。そしてヨーグルトがめちゃくちゃ美味しい!!味が濃くて日本人の舌に合うと思います。持って帰れるならば持ち帰りたかったです。
何味かはわからん。
ハッサン二世の塔
10:00 チェックアウト
ホテルに荷物を預けて近くにある世界遺産、ハッサン二世の塔とムハンマド五世の霊庁へ。入り口には馬に乗った守衛がいて厳かです。この守衛さんは喋らず馬も大人しいです。赤い服はモロッコカラー!
広場はすごく広い!!丸い円柱が規則的に並んでいて、模様の掘られた塔(ミナレット)は美しく青空に映えるオレンジ色です。このハッサンの塔は未完のまま工事が中断されています。だから工事中みたいだったのか!ムーア様式(アラブ・イスラム文化とキリスト教・ラテン文化の融合)の代表的な建築物です。1195年にヤークブ・マンスールがモスクの建設に着手しましたが、4年後に彼がなくなり88mとなるはずが44mのまま工事は中止となりました。
ちょっともやもやな感じも幻想的!
こちらはムハンマド5世の霊庁。
こちらもムハンマド5世の霊庁。こちらがメインです。フランスからの独立を勝ち取ったムハンマド5世のお墓です。1961年に亡くなった後、1973年に完成しました。割と最近です。モロッコの伝統的な建築技術と彫刻が美しく調和しています。
霊庁の4つの扉には真っ赤な服の衛兵が立っています。全然笑ったり喋ったりしません。絶対良くないのに観光客がバンバン隣で一緒に写真撮っていて、え?大丈夫?ってなります。観光客のマナーで以後入れなくなったりとか、歴史が崩れるなんて酷すぎるので、後世に残すためにもちゃんとしたいところです。
きれいなタイルもあります。
ウダイヤのカスバ
ここから海沿いを歩きます。町並みも首都なだけあって整っています。
ルドゥという船の上にあるレストランも気になりましたが、お腹が空いていないので素通り。船可愛かったです、絵になる。(写真は可愛く撮れてない)
もう少し海沿いを歩いていると、絶景が!
ひょ~~~!カスバ綺麗~!気持ちいい~~~!ここからはウダイヤのカスバと大西洋を望めます。ムワッヒド朝時代に築かれた城壁を利用して17世紀にムーレイ・ラッシドによって建設された城塞です。で、またそれを利用して18世紀にウダイヤ・アフブ族の軍隊が駐屯したことから、ウダイヤのカスバと呼ばれています。
青と赤茶色のカラーが良い。異国感がありますね。心地いい風も、天気もちょうどよい!
カスバの中まで足を伸ばすと、シャウエンよりはっきりとしたコバルトブルーと赤土と白壁が綺麗な町並みがありました。シャウエンは山だけどここは海なのですがすがしい雰囲気あります。
奥まで行くと海を見渡せる広場があり観光客だらけでした。こんにちは、大西洋。
ラバトのメディナ
すぐ隣にラバトのメディナがあるのでお土産探しをします。
ラバトはマラケシュやフェズのメディナとは違って最初から定価で売ってくれてるので値引きや交渉はほぼなしです。売り込みも激しくなく、人も少なく道も広いので買い物しやすいメディナです。英語も通じます。
こんにちは!(アッサーラムアレイコム)と笑顔で挨拶すると笑顔で「ワレイコムサラーム」と返してくれます。マルハベン!(いらっしゃい!どうぞ!)と店の中へ入れてくれたり、どこからきたの?どのくらいモロッコにいるの?と質問してきてくれたり、モロッコの人たちと落ち着いた交流が楽しめます。
出発前に覚えたアラビア語も使えました。(アナヤバニーヤ)私は日本人です!というとアラビア語話せるの?と乗ってきてくれました。店を出る時は(シュクラン)ありがとう!と笑顔で去るといいです。私が出会ったラバトメディナの人はみんな優しかったです。
本日のお買い物リストは、バブーシュとタジン鍋型の小物入れ。まずは母と姉に頼まれたバブーシュ探しです。人混みやお店の感じは原宿感があります。気になるバブーシュが見えたのでお店に入ってみることに。オーナーさんはノリが良い。たくさんお勧めしてくれたり、いろんなバブーシュを見せてくれて、試し履きさせてもらいました。15分くらい悩んで、お気に入りの3足を購入!300DHでした。一足1000円。相場の値段で買えたので文句なしです。
続いては入口は狭いですが陶器がたくさん並んだ雑貨屋さんへ。お兄さんに、かわいい!はズウィーンと言うと教えてもらいました。スーパーズウィーンな柄があって迷いまくります。ここでは小さいタジン鍋と焼く前の茶色いタジン鍋と、モロッコデザイナーの柄がかわいい小物入れを買いました。3つ買ったので少し値引きしてくれました。3つで170DH。
この柄が可愛くてお気に入り!
それから買うあてもなくフラフラとメディナを歩きました。ドンキに売ってそうな服や靴も売っていて、大阪の道頓堀感があります。ラバトではあんまり日本人を見かけませんでした。
ホテルまで戻り荷物を受け取って、ばら撒きお菓子を求めスーパーマーケットへ。ホテルのスタッフが教えてくれたカルフール(Carrefour)というフランス系のスーパーです。お土産にお菓子とラーメンを買いました。
トラムで駅まで戻ります。トラムはタダ乗り余裕な緩さです。駅員はおらずチケットを買って乗るだけです。道ゆく学生の女の子に駅まで行くか確認して乗り込みます。
ラバトの駅(ラバトヴィレ駅がメイン駅)でカサブランカ行きのファーストクラスのチケットを買います。よく見てみるとチケットに車両番号と席番号が書いていない…!どういうことかと思ったら、コンパートメントタイプではなく2列ずつのタイプでした。こういう車両もあるのか。この場合ファーストクラスは進行方向の先頭車両でした。ファーストクラスの車両までダッシュし無事乗り込めました。
17:15 カサブランカ着
カサブランカは商業の中心地だけあり、駅はかなり綺麗です。出来立てのよう。マックやスタバもあり親近感が湧きます。ホテル方面に流れる場所でタクシーを拾います。小さなゲストハウスは名前を言っても分からないので、近くにある大きなホテルや目印を伝えると良いです。タクシーの運転手は目が悪くスマホの地図見えない!という人がかなり多くいました。目が悪いのに運転していいのか?(笑)
無事立派なホテルマリーナの前で下ろしてもらい、本日のCozy studioというホテルまで歩きます。このホテルはマンションの一室を旅行者用に貸し出しているようで、オーナーとメッセージで連絡を取り合い、マンションの入り方をやり取りしました。
新しいマンションで、ドライヤーやティファールやキッチンの設備が整っていていいホテルでした。オーナーの韓国人おじさんも親身でとても優しいです。空港シャトルを利用したいと言ったら、おじさんがマイカーで空港まで送ってくれることになりました。もちろんお金は払いますが、重たい荷物をまた駅まで転がして狭い電車に乗るより何百倍も良い!!
ハッサン二世のモスクは夜行くと危ない!と場所情報を教えてくれたり、ホテルの周りのレストランやスーパーの地図、観光地の説明までファイリングしてありました。これは嬉しい情報源!
地元スーパー マルジャンでお買い物
19時頃外へ出て、ATMでお金を下ろし、モロッコ発のスーパーマーケット、マルジャンに行くことに。モロッコと言えばこのお菓子!(後ろに並んでるイチゴとかオレンジの絵が書いてあるやつです)空港で買うより半分くらいの価格でゲット。いっぱい買いました!
さらに明日の朝用にヨーグルトも買いました。マンゴーのヨーグルトは1個20円ほどです。安くてうまくて最高。
ATMはそこら中にあり探すのに困りませんでした。駅やスーパーの隣、銀行にあります。個人的にはカサブランカが1番綺麗で私が歩いた場所は治安がいい気がしました。
ホテルに戻り、日本から持ってきたチキンラーメンを食べました。やっぱり日本食めちゃくちゃうまい。身に染みます。汁まで全部飲み干しました。
足りなくなったパンツとヒートテックを洗って干し、就寝です。手で洗えるし干せる紐かハンガーがあれば、荷物もだいぶ減りますね。今後に役立てます。
明日は朝からハッサン二世のモスクへ行き、12時には空港へ到着です。モロッコの旅、最終日。色々あったけど寂しくもあります。