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ごくせんっぽいイスラエル人、NO MORE CRY〇旧約聖書「民数記・後半」8

学びたかったことシリーズ「宗教」から旧約聖書を紐解いています。前回は、モーセのストレスが爆発して、神が怒り狂って民が大量に死んでしまいました。今回は「民数記・後半」に行きたいと思います。

 

アロンの死

神は「12部族ごとに族長の名前を書いた杖を、あかしの箱の前に置け」と言いました。モーセはその通りにし、アロンの杖も一緒に置きました。すると翌日、アロンの杖から芽が出て花を咲かせ、アーモンドの実ができていたのです。お伽噺みたいで可愛い。

神は「私に対する不満を言って、民が死ぬことがないように、アロンの杖を反逆者への戒めとせよ!」と言いました。12部族の杖はなんだったんだよ。

神はアロンに「あなたとあなたの子孫のレビ族は祭司職や聖所に関わる仕事しかしてはいけない。従うならもう二度とイスラエル人に怒ったりしない。」と言いました。なぜ神はこのように仕事を区切ったのでしょうか?

 

ツィンの荒野に着くと民は穀物も育たない、飲み水もないと不平を言いました。ことあるごとに不満を言い、盾突くイスラエル人は全く成長しません。今まで食糧や水を与えられてきたことをすっかり忘れて、いちいちケンカ腰で要求してくるイスラエル人に、モーセは限界でした。

神はモーセに、授けた杖で岩を2回たたくと水が出ると教えました。モーセはイスラエル人にこの力を見せてやりました。しかしモーセは自分の力で水を出したと伝え、神が与えたと言わなかったのです。神はモーセのこの行動に怒り、カナンの地にイスラエル人を連れていかないと決めました。またかよ。この時モーセが出した岩清水を「メリバの水」と呼んでいます。

 

ルートに困ったモーセはエドム王に遣いを送り「あなたの国を横断させてほしい」と願い出ます。なんとかカナンへ行こうとしたのですね。しかし「剣で迎え撃つ!」と拒否されてしまいます。仕方がないので遠回りをし、エドムの国のホル山というところまでやってきました。
神はモーセとアロンに「アロンとエルアザル(アロンの子)を連れてホル山に登り、アロンの服を子に着せよ、アロンはそこで死ぬ。」と言いました。2人は言われた通りホル山に登り、服を着せかえました。そしてアロンは山頂で死んだのです。自分の死を告げられるなんて残酷です。アロンは功労者なので、命の限り生かして欲しかったです。

モーセとエルアザルが山を降り、民にアロンが死んだことを伝えると、イスラエルの民は30日間泣き続けました。

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エジプトの川を地を変えるモーセとアロン

 

イスラエル人の快進撃

荒野をさ迷っていると、ネゲブという地域のアラデ王は、イスラエル人が近くを通ると聞いて襲撃してきました。そして何人かのイスラエル人を捕虜にしました。イスラエル人は仲間が捕らわれたことで一致団結し神に「捕虜の民を返してくれるなら、ネゲブの街を滅ぼします!」と誓います。神は願いを聞き入れ、民はネゲブのカナン人を滅ぼし、その地域をホルマと呼ぶことにしました。

モーセはピスカという地域に住むエモリ人のシホン王に国を通過させてほしいと遣いを出しましたが、またも拒否されてしまいます。戦いにノッていたイスラエル人は襲いに来たエモリ人を返り討ちにし、アルノンからヤボクまでを占領しました。さらにモーセはヤゼルという村を襲わせてエモリ人を追い出しました。快進撃です。

さらにバシャンの道を進んでいると、バシャンの地域のオグ王は全ての民を率いて襲撃してきました。イスラエル人は神によって勝利が約束されているので、女子供も全員殺してバジャンの地を占領しました。無敵です!!

 

バラム is 誰

イスラエル人はさらに進んでヨルダンのモアブ草原に寝泊まりしました。モアブの地域のバラク王は、エモリ人を虐殺した様子を見ていたので、イスラエル人を恐ろしく思いました。バラク王はペトルという地域にいるバラムに「この土地からイスラエル人を追い出すために呪ってほしい!」と助けを求めました。いきなり出てきたけどバラム is 誰。

しかしバラムは神に「イスラエルの民は神によって祝福されているので戦ってはいけないし、呪ってもいけない。」と言われたのです。それでもバラク王は懲りずに頼んでくるので、もう一度バラムが神に会うと、「バラク王のためにとりあえずモアブに行ってあげなさい。」と言われました。バラムはバラク王と一緒にイスラエル人のところまで行きました。

バラムは神の声を聴き、イスラエルの民を祝福する言葉を言いました。バラク王はバラムのその行為にがっかりしました。バラムは神に忠実に従う信仰の深い人だったのですね。バラムは神に言われた通りイスラエル人に3回も祝福の言葉を述べました。とうとう怒ったバラク王はバラムに帰るように命じ、バラムはペトルの地に帰りました。バラムはなんだかいいやつでした。

 

ほかの人種と交わるな!

モアブの地に安定してきたイスラエルの人々はモアブの娘たちと遊び始めました。しかしモアブの娘がイスラエル人を招く行為は、モアブの神バアル・ペオルのためとされ、神を裏切ることになったのです。神がいっぱい出てきてややこしいですが、イスラエルの神は一神教で信仰させたいので他の神に関わると怒るのです。浮気みたいなもんです。神はモーセに「バアル・ペオルを拝んだイスラエル人を殺せ!」と命じました。この神罰で24000人のイスラエル人が死ぬことになったのです。

エルアザルの子のピネハスが、ミデヤン人(モアブの地域の人達)の女がイスラエル人をたぶらかしているところを見つけ、二人を槍で刺し殺すと神罰は止まりました。神に背くと殺されると身をもって体感していきます。

 

神はモーセに「ピネハスが神罰を止めた。彼の子孫がいつまでも祭司職になれる平和の契約をしよう!」と言いました。調子のいい時に言う神の言葉はもう信じられません。またいつ、やっぱやーめた!ってなるか分かりません。
神はミデヤン人のせいで神罰が引き起ったとし、彼らを全て殺すようにとモーセに命じました。ミデヤン人を殺す戦いの前にイスラエル人の人口を数えると、60万人でした。千葉県船橋市と同じぐらいです。(ピンとこない)

 

 

戦う準備が整うとミデヤン人を襲撃しました。この時のイスラエル人は無敵です。ミデヤン人の男子は全て殺され、女子供は奴隷にし、ミデヤンの町を全て焼き尽くしました。家畜や財産や奴隷を率いて帰ると、モーセは「イスラエル人の男をたぶらかした女たちをなぜ全て殺さないのだ!」と怒りました。そして処女以外の女と、男の子の子供も全て殺されました。

モーセの生い立ちを考えるとこの行為はすごく悲しいですね。モーセ自身もエジプトで、本当は殺されるか奴隷になるはずだったのです。自分以外のイスラエル人が酷く扱われるのに胸痛みながら、王女に拾われて王宮で育ったのです。モーセが好きなだけに、この時モーセは何を思ったのだろうと考えてしまいます。神の命令なので仕方ないですが、無力感に苛まれたはずです。

 

また、神の命令によりヨシュアという子にモーセと同じ権威を与え、モーセやエルアザルのように民の指導をさせました。いきなり出てきたヨシュアですが重要人物になります。

12部族の中でも平和主義なガド族とルベン族は家畜を多く持っていました。彼らは家畜に適した土地で生活させて欲しい、ヨルダンには行きたくない、とモーセに願い出ました。

しかしモーセに「他の部族たちはヨルダンに戦いに行くのにここにとどまろうとするなんて。あなたたちの祖先が神の怒りに触れて、荒野に40年間放置されたのを忘れたか。また神の怒りに触れて見捨てられてもいいのか!」と言われてしまいました。軍力は大切ですもんね。その結果、ヨルダンでの戦いが終わったら家畜に適した土地に住むことを約束してもらいました。

 

ガド族とルベン族は後に部族の土地配分でヨルダン川の右側にある放牧に適した土地に住むことになります。それはこの時の願い出があったからなのです。その他の12部族の土地の取り決めは神がモーセを通してイスラエル人に命じました。

 

ここで「民数記」は終わりです。悪さはするけど捕虜になった仲間を命がけですくったり、一丸となって敵を倒したり、最後は平和に向かうところが「ごくせん」っぽい。土地を次々に占領し無敵の民となりました。ヨルダンでの戦いはどうなるのでしょうか。

そして新たな指導者としてヨシュアが加わり、地域の分配についての話も進んできました。次回はモーセ5書最後の「申命記」です。

 

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