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神はしつこい熱血教師だ〇旧約聖書「申命記」9

学びたかったことシリーズ「宗教」から旧約聖書を紐解いています。前回は、イスラエル人が捕虜になった仲間を命がけで救ったり一丸となって敵を倒したり、なにかと「ごくせん」っぽい回でした。また、新たな指導者としてヨシュアが選ばれ、地域の分配についての話も進みました。今回はモーセ5書のラスト「申命記」です。


「申命記」はモーセが律法をつらつらと書いているだけで、物語はほとんど進みません。ちなみに「申命記」という名前は「繰り返し命じる」という意味からつけられています。

 

モーセの死

出エジプトからイスラエル人を導いてきたモーセは120歳になっていました。モーセは神から「ヨルダン川を渡ることはできない。」と、ヨルダン川の前での死を宣告されていました。メリバの水の一件で神の怒りに触れてしまいカナンに入ることを許されなかったのです。イスラエル人は何度も過ちを繰り返すのに、モーセは一度魔が差しただけでこの始末。選ばれし人間なのに不平等です。
モーセに報われて欲しい。神はいったい何を考えているんでしょうか。でもこの「何考えているのかわからない」というのがより神格化させているようにも思えます。


モーセはヨシュアへ世代交代を決意します。モーセは民に、再度神に従うように説き、十戒や律法を復習させました。ヨシュアが導きやすいように最後までフォローしてくれるモーセ、出来る男です。さらに神から新しい律法も教わりました。

他の人種を襲撃するときは容赦をしないこと、他の人種と結婚してはいけないこと。この「他の人種を攻撃するときは容赦しない」というのが、悪い意味で引き継がれている気がします。(悪い意味にしかとれない)


モーセは新たな指導者のヨシュアに、力を引き継ぎ「強くあれ。雄々しくあれ。神はあなたを見捨てない。恐れてはならない。おののいてはならない。」と励ましました。

そしてモーセはネボ山に登り、アロンと同様に山頂で死んだのです。

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モーセの死

モーセ、頑張った。やっと神とイスラエル人との板挟みからおさらばです。良かった。死んだけど安らかに眠ることでしょう。モーセは120歳でしたが肉体も気力も衰えていなかったのです。衰弱死ではなく、神による死なのですね。なんか酷いぞ。イスラエル人はモーセのためにまた30日間泣き、喪の期間を終えました。


これで「申命記」は終わりです。あっという間でした。ここまでのモーセ5書でも個人的にいろんな学びがありました。

アダムとエバのエデンの園、楽園追放、ノアの箱舟やバベルの塔、なんとなく知ってるけど、、、という内容を知ることができて面白かったです。創世記面白いとオタクの友達に話したら、全部知っていました。オタクの基礎知識らしいです、すげい。
おとぎ話のような出だしとは一変して、出エジプトはずっと神とイスラエル人にイラついていました。

めちゃくちゃイラついたし、神って本当になんなの!?と思いましたが、純粋な目で見れば神は熱血教師なんですよね。聖書読むまでは、神が超能力的なパフォーマンス見せて、民がすんなり崇め始めたのかと思ってたけど全然違いました。信仰させる為に恵みを与えるのに幾度となく裏切られて、なんでこんなに信じてくれないんだと呆れ悲んだりする。神も悩むんですね。民をいい方向に導こうという信念でしぶとい教育をしているんです。(神罰で大量殺人とかするけど)

ともあれ、ここまで読んだだけでも随分と聖書のイメージは変わりました。それだけでも進歩です。

モーセ5書は終わり、ここから全9巻の歴史書に入ります。歴史書はカナンに入ってからのことが書かれており、王国同士の争いが繰り広げられるそうです。それではまた次回。

 

 

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