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名画『落穂拾い』の意味を知る〇旧約聖書「ルツ記」12

学びたかったことシリーズ「宗教」から旧約聖書を紐解いています。前回の「士師記」ではさばきつかさが登場し、イスラエル民を救って神の怒りを落ち着ける役割をしました。また、ベニヤミン族事件が起こりました。指導者がいなくなってから12部族はそれぞれが自分でルールを決め治めるようになりました。今回からは「ルツ記」です。ルツ記は名画「落穂拾い」の題材になっており、主人公はモアブ人女性のルツです。

 

モアブ人の女性ルツは、ユダ人のキルヨンと結婚してモアブに住んでいました。しかし、飢きんが起こるとキルヨンは亡くなってしまいました。また一緒に住んでいたキルヨンの父エレメリク、兄のマフロンも亡くなり、キルヨンの母ナオミは、故郷のユダにあるベツヘレムへ帰ることにしました。未亡人だらけです。

ナオミはルツとマフロンの妻オルパにそれぞれの実家に帰るよう言いましたが、2人は「ユダまで一緒に行きます。」と言いました。それでもナオミが実家に帰るよう勧めると、オルパはナオミに別れのキスをして去っていきました。
一方、ルツは「ナオミ(義母)と一緒の墓に入りたい!!」と固い決心をしていたので、ナオミは悟って一緒にユダへ行くことになったのです。

 

名画「落穂拾い」の背景

ユダのベツヘレムにつくと、ちょうど大麦の刈り入れ時でした。ルツは落穂を拾いたいと大麦を刈る人の後ろについて落穂を拾い始めました。その畑は義父エレメリク一族の有力者ボアズの畑でした。ボアズは直美から訳を聞き、ルツに対して親切にしてくれました。ルツに恥ずかしい思いをさせないよう若者たちに忠告したり、のどが乾いたら水がめの水を飲むように言ったりと優しい男でした。

この時代、農家は収穫の際に作物を全てを取ってはいけないとされていました。貧しい人や未亡人、移民が作物の取りこぼしのおこぼれをもらうためです。彼らにとってはその取りこぼしが大切な食料でした。農家もそれを分かっていましたし、残すのは義務のようなものだったそうです。ルツは十分な落穂を持って帰るようになり、それを食糧にしてナオミと暮らしました。

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ジャン=フランソワ・ミレー作「落穂拾い」

「名画」落穂拾いは未亡人ルツが義母の故郷ユダで食べ物にありつこうと必死に落穂を拾っている場面なのです。なるほど。フランスの画家「ジャン=フランソワ・ミレー」はなぜこの場面を切り取ったのでしょうか。ルツはどんな思いだったんでしょうか。

 

ダビデに繋がる

またナオミはルツが幸せになれるようにとボアズを勧めます。夜ボアズのところで寝るよう言われたルツはボアズのもとに行きましたが、ボアズはゆっくり寝るように言うだけでした。朝になるとスキャンダルになってはいけないとルツを変装させて帰しました。

その後、ボアズはナオミの畑を買い取りルツを妻に取りました。ボアズかっこいい!名前からしてマッチョな予感がします。
ルツはナオミの神の力で男の子を産み、オベデと名付けました。このオベデはかの有名なダビデのおじいちゃんなのです。

ここで「ルツ記」は終わりです。ルツ記はモアブ人の未亡人ルツがユダで再婚するハッピーな物語でした。旧約聖書の中でも優しい人たちが多くて好きな回になりました。


次回からは「サムエル記Ⅰ」です。これまでは指導者やさばきつかさ達がイスラエル民をまとめてきましたが王職ができてイスラエル王政が誕生、ダビデが活躍します。それではまた次回。

 

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